前回は関数を用いた計算について説明しました。今回は変数について説明します。
変数とは
MATLABでは変数という値を格納する箱を準備してそこに値を代入することができます。一般的なプログラミング言語でも変数という仕組みを利用しています。それでは実際に変数を利用してみます。
a = 2実行結果↓
a =
2上の例のようにa = 2と記載すると、「aという変数に2という値を代入する」という意味になります。数学で「=」は左辺と右辺が等価という意味をあらわすのに対して、MATLABでは変数に値を代入するという少し異なった意味になる点は注意が必要です。さて、a=3と入力してEnterで実行するとMATLAB画面の右側が図のようになります。この右側の赤枠をワークスペースと呼びます。ワークスペースには変数の名前と、その変数に格納されている値が表示されます。

複数の変数
先ほどは1つの変数だけ扱いましたが、もちろん複数の変数を扱うことも可能です。次は下記のように、b, cに値を代入していきます。コマンドウィンドで下のコードを2回に分けて実行しても問題ないですし、「Shift」+「Enter」で改行することができるので、2行まとめて入力することもできます。
b = 3
c = 1実行結果↓
b =
3
c =
1「Shift」+「Enter」を用いて実行した場合上のような結果になります。もちろんワークスペースには新たにb, cという変数が登録されていることがわかります。
変数の中身を変更する
先ほどはaに2という値を代入しましたが、ここで下記のようにaに異なる値を入れてみます。
a = 5実行結果↓
a =
5その結果aには新たに5という値が代入されました。ワークスペースを確認してもaの値が5に変わっています。このように変数の値は自由に書き換えることができます。
変数を用いた計算
最後に変数を用いた計算を行います。先ほどaに5を代入しましたが、一度元の通りaに2を代入しなおします。
a = 2続いて、前の記事で計算した2次方程式の解の公式を変数a, b, cを使って計算します。
$$x = {-b + \sqrt{b^2-4ac} \over 2a}$$(-b + sqrt(b^2 - 4*a*c)) / (2*a)実行結果↓
ans =
-0.5000結果は前の記事と同じ-0.5という結果が出ました。今回用いた1, 2, 3のような単純な数字では変数を用いるメリットは少ないですが、とても桁数が多い数字を何度も使用する場合では変数を利用するだけで、とてもシンプルに記載することができ、メリットもとても大きくなります。
次回はベクトルの操作について説明します。
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