関数とは
前回は少し複雑な計算について説明しました。今回は関数について説明します。
MATLABで関数とは適切な関数名と必要な入力を与えれば、決められた結果を出力してくれる便利なものです。例えば以下の関数があります。
| sind | 角度(°)を入力すれば、sinの値を返す |
| cosd | 角度(°)を入力すれば、cosの値を返す |
| tand | 角度(°)を入力すれば、tanの値を返す |
| sqrt | 値を入力すれば平方根の値を返す |
例えばsindを用いた計算例は下記のとおりです。
sind(30)計算結果↓
ans =
0.5000結果は0.5となりました。sin(30°)の値は0.5なので正しい結果が出力されたことがわかります。この場合sindが関数で30を引数(関数の入力値)といいます。MATLABにはこのように事前に便利な関数がたくさん準備されています。数学でこれまで学習したような関数であればたいていは準備されているので試したり検索してみてください。
ヘルプページの使い方
MATLABはたくさんの関数と同時に、たくさんのドキュメントも準備してくれています。関数の使い方がわからない場合は「help + 関数名」と入力することで、ご使用のMATLABバージョンにあったヘルプページを見ることができます。例えば、sindによく似た関数でsin関数があるので調べてみます。
help sin結果↓
sin - ラジアン単位の引数の正弦
この MATLAB 関数 は、X 要素の正弦を返します。
Y = sin(X)
入力引数
X - 入力角度 (ラジアン単位)
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
出力引数
Y - 入力角度の正弦
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
例を開きます
正弦関数のプロット
複素数角度のベクトルの正弦
参考 sind, asin, asind, sinh, sinpi
R2006a より前に MATLAB で導入
sin のドキュメンテーションこのようにsin関数の説明が出てきます。sin関数の使い方はsindと非常によく似ていますが、引数はラジアン単位であることがわかります。さらに詳しい解説は「sinのドキュメンテーション」の文字がクリックできるようになっているのでそこからリンクへ飛べば詳細の解説を見ることができます。
関数を使ってみよう
$$x = {-b + \sqrt{b^2-4ac} \over 2a}$$実際に関数と今まで扱った演算子を用いて2次方程式の解の公式の計算をします。ただし、 $$a = 2, b = 3, c = 1$$とします。
(-3 + sqrt(3^2 - 4*2*1)) / (2 * 2)計算結果↓
ans =
-0.5000ここでは平方根を計算するsqrtという関数を初めて使いました。計算結果は-0.5となります。
まとめ
上の例のようにMATLABを使えば手計算では大変な平方根の計算などを簡単に行うことができます。またたくさんの関数とそのドキュメントが準備されているので、自分が行いたい計算に合わせて検索やヘルプページを活用することができます。次回は変数について説明します。
次は変数を用いた計算について説明します。
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